一気に暖かくなり朝晩は少し冷えるときもあるので何を着ていくのか迷う季節ですね。でも時間がどんどん過ぎていってる。春から夏へと動いてるんだな~って思います。さて今日は美容師としてのブログを書こうと思います。それはお客さんとの会話から
「タッキー最近シルバーワックスで白髪ごまかしてるけど(笑)もう染めないの?」と言われました。答えは当分染めません!実はシルバーアッシュのワックスを使いたいということもありますが一番の理由は年末くらいに染めたときにちょっと「かぶれ」みたいになったからです。ホントの「かぶれ」になっても嫌なので用心して染めないようにしています。
そこで、そういえば「かぶれ」についてブログを書いたな~と調べたら、あったのでリライトします。
ヘアカラーの「かぶれ」には注意が必要です。かぶれには一時接触皮膚炎 と アレルギー性接触皮膚炎とに 2種類に分かれます。
一時接触皮膚炎というのは比較的軽くすみ重症化することはありません。カラーやパーマの薬を塗った(付けた)とこに出ます。症状としては「かゆみ」や「発赤(皮膚が赤くなる)」「痛み」があったりします。原因としては薬剤の刺激に肌が負けてしまうという感じです。一時的に肌が弱っていたりするとなることが多く、時間がたてばおさまってくることが多いです。その時だけで終わってしまうこともあります。
もう一つの「かぶれ」はアレルギー性接触皮膚炎です。これは食べ物のアレルギーなどと同じで「抗原抗体反応」(花粉症なども同じ)が原因です。残念ながら一度なってしまうと治りません。
詳しく説明すると身体にとって有害だと思われる物質を身体が抗原として認めます。すると身体は防御本能で抗原をもとに抗体をつくります。そして身体を外部からの有害な刺激から守るセンサーの役割を備えます。そして抗原が体内に侵入したときに身体の外に出そうと抗体が反応します。そのときに症状として「皮膚炎・じんましん・炎症」などを引き起こします。ひどいときにはアナフィラキシーショックといって命に危険を及ぼすこともあります。
たとえばヘアカラーでは今まで何年も染めてた人が急にかぶれることがあります。それは知らない間に身体が抗体を作っているからです。そしてカラーをしたときに抗原が入ってきたと身体が反応し「かぶれ」としての症状を引き起こします。それが炎症だったりするわけです。
二つの「かぶれ」の大きい違いは染めた直ぐ(染めてるとき)に起きる一時接触性皮膚炎か、染めた直ぐより6時間後から24時間後に発症するアレルギー性接触皮膚炎という具合に分かれます。重症化しやすいアレルギー生接触皮膚炎は時間差で起きるということです。
アレルギー接触皮膚炎の原因は染料の「ジアミン」という成分なのですが現在のヘアカラーの染料は、どれもジアミンを使ってます。ジアミンでない染料も開発されてますが 色が限られてきます。また ブリーチのように ジアミンが入ってない(明るくするだけ)ならば、かぶれません。
ちなみに、かぶれというと良くないイメージですが体にとっては悪いもの(人体に良くない影響)を排除する行為なので悪いことではありません。
かぶれが心配な場合、染める前に皮膚テスト(パッチテスト)をすることも出来ます。パッチテストはかぶれるかどうかチェックすることです。チェックし始め問題なければ48時間後になりますが染めれます。
BURNでは気楽に質問や心配なことは「ちょっと 〇〇 が気になるんだけど?」と伝えてください。相談にのりお客さんに役立つ方法をお伝えしますよ!
最新記事 by 瀧澤潔(タッキー) (全て見る)
- 劇工房MAKO企画 20周年記念作品 特別公演 「尾張名古屋は母でもつ」 - 2019-12-03
- 「尾張名古屋は母でもつ」に出演することになりました。 - 2019-09-20
- 2019.8.20 エクスマトークライブin名古屋 久しぶりのエクスマシャワー浴びてきました。 - 2019-08-21