劇工房MAKO企画 20周年記念作品 特別公演 「尾張名古屋は母でもつ」

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劇工房MAKO企画 20周年記念作品 特別公演 「尾張名古屋は母でもつ」2019.11.22~24 長男の初舞台

slide劇工房MAKO企画 20周年記念作品 特別公演 「尾張名古屋は母でもつ」無事に終了しました。

このブログはネタバレとか無く我が家の長男が初めて舞台に出演させてもらった記念に書きます。ちなみに長男「瀧澤大心(たきざわたいし)」

小学5年生、今年4月からテアトルアカデミー名古屋校にお世話になってます。

「尾張名古屋は母でもつ」公式の案内では

尾張藩祖・徳川義直公の生母「お亀の方」の数奇な一生を菩提寺の相応寺本堂で開催する舞台公演です。

お亀の方と徳川家康公の間に出来た息子「徳川義直」、連れ子の「竹腰正信」「石川光忠」の三兄弟は、尾張徳川家を支える存在に。清州越しを徳川家康に進言した、お亀の妹婿の山下氏勝。

春日の局との不思議な縁など、舞台は、「深見草(牡丹)」をキーワードにお亀の方の人生を描きます。

作・演出は眞己薫。相応寺本堂を独自の異空間で演出。四百年前にタイムスリップして、迫力ある舞台をご観賞下さい

となってます。お亀の方って誰?そう思った人! 公式の案内に詳しく書いてあります。

相応院 お亀の方

徳川家康が伏見城に居住していた文禄三年(1594)五十三歳の時、給仕に出た女性があった。その身体の豊かさと美しい容姿に加えて、聡明さに家康は気に入り側室として仕えさせる。その女性が当時二十一歳のお亀である。お亀は京都石清水八幡宮の社人志水宗清の娘。

慶長五年(1600)十一月、家康五十九歳のとき、九男義直が生まれた。幼名を千千代。その後に五郎太丸と名乗る。その後、尾張家では代々の世子に五郎太丸と名付けるようになった。

慶長十五年(1610)、名古屋城が完成すると十一歳になった義直は駿府から移り尾張藩の藩祖となった。十六歳の元和元年〈慶長二十年〉(1615)、大阪夏の陣の動員で世間が騒然としている四月十二日、名古屋城で結婚の儀式を挙げた。新婦は和歌山三十七万石城主浅野幸長の娘春姫で、義直より二つ年下の十四歳だった。

このように自分の子である義直を名古屋城主に、また先に産んだ竹腰正信を城代家老に任じ、美濃今尾三万石の領主としたのも、お亀の方の力によるものと考えられる。家康が逝去したのはその翌年。お亀の方は髪をおろし相応院尼と称し、義直とともに名古屋に移り住むことになる。

相応院は、寛永十九年(1642)九月十六日、江戸屋敷で静かに息を引き取った。享年七十余歳。江戸伝通院で荼毘に付され、遺骨は遺言により名古屋へ運ばれた。義直は、名古屋に相応寺を創建し、自らの手で尼僧姿の母を描いて寺に納め、手厚く菩提を弔った。戒名は相応院殿信誉公安大禅定尼。そのとき名古屋で行われた、相応院(お亀の方)の葬儀行列の巻物が相応寺に保存されている。

2019.11.22~24
舞台「尾張名古屋は母でもつ」はお亀の方の菩提寺「相応寺」で行われました。

お寺の本堂に舞台を作り空間演出を手がけた小川珊鶴(おがわさんかく)さんが美しく飾ります。

舞台の準備もキャストがしたというから驚きです。まさに1から作り上げる舞台です。

山下氏勝 と 禄

物語はお亀の方の妹 (ろく)と、その旦那 山下氏勝(やましたうじかつ)が回想しながら進んで行きます。


「山下氏勝」役の 松岡冬馬さんと 妻「禄」役の 伊藤整子さん
何回も出番があってセリフ長いし多くて大変そうでした。

岩清水坊 お亀とお福

幼少期では戦から逃れてきた「お福」とその母「お安」が岩清水八幡宮の坊で「お亀」と出会います。「お福」との出会い「縁」が後の物語にも繋がります。


「お福」役の伊藤夢乃ちゃん「お安」役の小川真桜さん

「お亀」幼少期を演じる加藤百華ちゃん

チーム岩清水 記念写真


お亀の父 清水宗清役の愛甲浩二さん この日の為に頭を丸めたプロ根性に脱帽です。

Wキャスト 「お福」役の杉村花音ちゃん 「お亀」役の渡辺彩羅ちゃん

お亀役の2人は最初から出来上がった演技で鳥肌ものでした。

お安役の小川真桜さんは戦シーンで走り抜けました。気づいた人いるかな?

大阪城 家康とお亀 竹腰万丸

関ヶ原の戦いで捕虜となったお亀の前夫との間に生まれた子「竹腰万丸」
家康の側室になった「お亀」こと「お亀の方」

「竹腰万丸」役 瀧澤大心(たいし)「お亀」役の高橋奈々江さん
子供の利点を生かし船番所から加藤清正の家族(徳川ゆかりの武将の人質)を逃し家康に接見し褒美として名をもらいます。新しい名は「竹腰小伝次」

「徳川家康」役の福田敏一さん 家康らしい風格とオーラです。

実の母「お亀」を「お亀の方」様として接し母と呼べない切なさがウルっときます。

この後、万丸改め小伝次は家康とお亀の間に生まれた徳川家康の9男「徳川五郎太」のちの尾張徳川家藩祖「徳川義直」に仕えます。

伏見城 お亀とお福 再び

のちの3代将軍「徳川家光」の乳母に上がる志願をした「お福」家康の側室「お亀」の再会。お互い辛い境遇であったが時を経て伏見城(お花畑山荘)で再会する「縁」

「お亀の方」役の高橋奈々江さん「お福」こと中田リナさん
2人の演技を観てると本当に伏見城のお花畑にいるように錯覚します。または天守閣あたりで話してるようなそんな風に見えてきます。

家康 お亀の方 竹腰小伝次 石川光忠

「お亀の方」は3人の夫、3人の子供がいます。子供は全て男の子で1人めは竹腰正信(万丸)2人目は石川光忠(太郎八)そして3人目が家康との子「徳川五郎太」のちの尾張徳川家藩祖「徳川義直」です。

「竹腰正信」は関ヶ原の戦い後、家康に仕えます。そして関ヶ原の戦いで敵になる西軍に参加した石川家。当然息子の「太郎八」も死んだものと考えられていました。

「竹腰正信」(万丸→小伝次)役の津田佳典さん ラジオ番組もされてます。

「石川光忠」(五郎八)役の杉浦勝一さん 子役とよく遊んでくれました。

家康の計らいで母「お亀の方」の近くに入れるようになった異父兄弟の正信と光忠。喜ぶ「お亀の方」ですが光忠は西軍ゆかりの自分は子供であることを内密にするよう家康に頼みます。そして正信と同様に「徳川義直」に仕えることになります。自分より若い弟を主君として守る2人です。ちなみに

万丸と正信です!
大きくなったら、こんな感じかもね!

アンサンブル

お城の修復が気になってしまう男性アンサンブル 物語をスムーズに進行させてくれます!

左からトタウニャくん 太田圭悟さん 馬場健さん

家康と氏勝 清洲越し

「義直」に尾張を任せることにした「家康」に清洲城の修復でなく都市ごと名古屋へ移動させる遷都を進言する若き頃の山下氏勝。

地震による被害、水害を懸念して移転を進言する氏勝。

地図も作りこまれてます(芸が細かい!)

義直 春姫と縁組 花嫁行列

春姫の花嫁行列を城から眺め喜ぶ「家康」「お亀の方」

「はるひめさまの おな〜〜〜りーーー♪」

春姫の到着を知らせるアンサンブルの馬場健さん 看護師さんです。

大阪攻め〜 家康とお亀の方 義利(義直)、正信、光忠

結婚して4日しか経ってないのに出陣する「義利」(義直)を心配する「お亀の方」

話がこじれ「お亀の方」を泣かしてしまう「家康」そこへ現れる義利(義直)

戦の勝利と「義利」の安全を約束する「正信」「光忠」

戦いは終わり

平和な世の中「元和」と改元することを宣言する「家康」

「元和」を発表するアンサンブルの稲葉敦子さん、結構ウケてた(笑)

家康の死 「相応院」と「春日の局」

家康が亡くなったことで髪を下ろした「お亀の方」こと「相応院」
3代将軍になった「徳川家光」の乳母「お福」こと「春日の局」

「相応院」はMAKO企画 主宰 眞己薫さん
「春日の局」は 中田リナさん

世継ぎがいない義直を心配する2人

幼くして出会った「お亀」「お福」「縁」が時を経て時代を動かします。

家光 義直の確執

将軍「家光」(甥)から側室をと言われ腹を立てる「義直」(叔父)

「正信」「光忠」に諭され側室を持つこととした「義直」

そんな中「義直」には気になる女性が現れます。「相応院」「正信」に命じます。

義直 お尉

農家の娘「お尉」に「お手がついた」と騒ぐアンサンブルの3人

「義直」の真似をして会場を沸かした 中里フランシスカマリちゃん と

良いコンビだった 前田もにか ちゃん 2人の掛け合いが面白かったー!

義直 お尉 五郎八

出自の良くない「お尉」に子が産まれたことを認めない「義直」に頭を悩ます「相応院」「氏勝」

    

頑なに認めない「義直」「氏勝」は腹を切ると責めます。「相応院」「氏勝」の説得のおかげで「義直」「お尉」と子供の「五郎八」を認め頭を下げます。

「五郎八」あらため「義直」の幼名「五郎太」と名付け世継ぎと認めた「義直」

「義直」を演じるのは内山未来くん ちょっとチャラい好青年(笑)
「お尉」は牛田光香さん 「五郎八」 富弥湊音(みなと)くん 本当の親子のように仲良しの2人でした。微笑ましい!

相応院 光忠

自分の母が「相応院」と隠し「義直」に仕えてきた「光忠」病に倒れます。
最後になるかもしれない母との時間、涙なくては見てられませんでした。まさに迫真の演技!

若衆踊り 殿様踊り

将軍「家光」が開催したお茶会で「義直」が披露した「殿様踊り」

振り付けは 「志乃舞 優」さん
振り付けの指導を稽古の時も見てたけど細い所作や体の使い方も丁寧に教えてくれてました。指導のおかげでどんどん素敵になってく演者さん。素晴らしい踊りでした!

相応院(お亀) 春日の局(お福)

 

春日局屋敷にて

「相応院」は家康が作った太平の世の中を守るため人生最後の縁を繋ぎます。

そしてクライマックスへ繋がっていきます。物語は幼少期から繋がる縁、親と子の縁、兄弟の縁、たくさんの縁が絡みあって最後まで感動を繋ぎます。

ここから先は実際に見てもらうのが一番良いと思います。(DVDが発売になるとか?噂です)
待ちきれないって人は

11月22日〜本番から打ち上げまで
ギャラリーでお楽しみください!

終わりに

今回の舞台「尾張名古屋は母でもつ」(観客700名を超えるお客さん)大成功しました。参加した人みんなで一つの舞台を完成させるために稽古から準備、チームワーク作りとMAKO企画主宰、眞己薫先生の人徳と細やかな気遣いがあって成功したと思います。そして本番まで緊張が途切れることなく3日間やり通した演者さんにも感動しました。

お世話になった眞己薫先生と記念撮影


母親役として演技で一番お世話になった高橋奈々江さんと記念撮影

今回、初めて息子が舞台に出演させてもらい親子とも初体験なことで戸惑うこともあったけど、ものすごく貴重な良い体験をさせてもらいました。息子には演技の指導はもちろん人として大事なことを沢山教えてもらえ感謝しかありません。息子は最終日、相応寺を出るとき達成感と皆んなと別れる寂しさで泣いてました。泣くほど心に残る素敵な体験ができたんだと思います。ちなみに僕は初日、最終日と一緒に参加させてもらえ、いろんな意味で感動し涙してたけど暗くてバレてないはずです(笑)

最後に!
お亀のセリフにあった「対面同席五百生(たいめんどうせきごひゃくしょう) きっとまた会える」と信じて再会を楽しみにしてます。みなさんありがとうございます!

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「お客様、スタッフ、社会が輝くお店創り」を目指し豊田市にて     美容室 BURN HAIR CREATION・美容室 BEAN HAIR CREATION・カフェ Cafe&BarBooN を経営。ハードロックを愛し夏は海でキャンプ、冬は山でスノーボードとアクティブな美容師です!