先週末はおいでん祭りで盛り上がった豊田市です。1年に1度みんな楽しみにしてる、お祭りです。日曜日の花火大会は早くから渋滞していて、たくさんの人で賑わってたみたいです。僕は家でゆっくりと家族と過ごしていましたが、たまたま近くの公園から花火が見えることを知って少し見ることができました。花火ってキレイだし迫力もあるし夏の風物詩ですが終わるころに少し寂しさを感じます。儚い感じがね。夏の終わりを感じさせる。
早すぎると思う。
人間50年
下天のうちをくらぶれば
夢幻のごとくなり
一度生を受け
滅せぬもののあるべきか
これはボクの好きな言葉です。戦国時代に東海地方で名をはせた織田信長の雅樂です。実際にこの言葉を知ったのは確か本宮ひろ志さんの漫画「夢幻の如く」だった気がしますが。
この雅樂の意味は
「人間の一生なんてしょせん50年、天上世界の時間の流れに比べたら儚い夢、幻のようなもの」だから一生を思いっきりやらなくてはならないという信長の決意と言われてます。
※戦国時代は平均寿命が50年だったとか。
花火大会で盛り上がってるなか速報で流れた「九重親方死去」という訃報。ものすごくビックリしました。僕が小さいころ相撲と言えば祖父がチャンネルを牛耳っていた時代。好きなテレビ番組が見れなくてイヤだった。「相撲のどこが面白いんだろう?」って思ってた。
ムキムキのたくましい身体
それまでは力士というと「でっかいおデブさん」ていうイメージだった。正直カッコよくない。でも「千代の富士」は違った。鍛え上げられた筋肉、身体は小さいのに堂々としていて自分より大きな力士にひるむことなく挑んでいく。決して怖がってない、負けることなんて考えてない凛々しい顔。初めてカッコいい力士だと思いました。ちょっと相撲が好きになった。
生き方もカッコよかったと思う。自分より年下だけど実力があると認めた「貴乃花」に負けたら潔く引退。男らしい生き方だと思った。ウルフっていうニックネームもカッコよかった。
そんな名横綱も病には勝てなかった。膵臓癌って見つかりにくいんですってね。残念です。
九重親方のご冥福をお祈りします。
そして今日、個人的にお通夜が出来てしまいました。
ダンディーで男らしくてカッコいいオジサンだったけど調子を悪くして入院して3ヶ月くらいでした。お客さんとしても来てくれ必ずチップとしてオツリは貰わない粋なオジサンでした。大人にも子供にも、みんなに優しく温かい眼差しが好きだったな。。。
「死のうは一定(いちじょう)、
しのび草はなにをしよぞ、一定かたりをこすのよ」
信長はこう言ってました。
「人は必ず死ぬ。生きているうちに何をしようか。それが自分の生きた証(あかし)になるのだから」
天国に行ってしまった2人を思い僕は何が出来るのか?そう若くないから残りの人生を少しでも人の役に立てたら良いな。
そう思った8月のスタートです。
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