こんにちは!愛知県豊田市で美容師をしてますタッキーです。今日の豊田市は成人式、早朝からお仕事してました。ボクのお店では成人式にはヘアーセット、着付、メイクと成人を迎える人のお仕度をさせてもらってます。スタッフみんなヘアーセット、着付けが出来るように(男性以外)もちろんメイクも出来るようにレッスンしてます。成人式は年に一度ですが、この日のために1年かけてレッスンしてます。
ヘアーセットが苦手な美容師さんに読んでほしい!
髪を切るだけなら染めるだけなら床屋さんでも出来ます。昔は髪結いという職業だった美容師、やっぱりヘアーセット(アップ)は出来るようになってほしいなって思います。
ボクの考えですがカットは形(ヘアースタイル)を作るために切る(短く)する技術。イメージとしては希望のヘアースタイルにするために立体を削っていく感じ。それに比べてヘアーセットは形を作るために切らずに希望のヘアースタイルにするために形を作っていく(膨らませる)技術。
カットでヘアースタイルを大きくすることは無理だけどヘアーセットなら可能です。髪にボリュームをつけたり広げたりと様々な技術があります。
よくカットが得意だと思ってる男性美容師さんでアップが出来ない(やらない)人がいますがアップの技術を学ぶことでカットのデザインの幅が広がると思います。あ!だからアップ出来ないとカットもね。。。
仕上がりを決めるのは仕込みです。
アップをキレイに仕上げるためには仕込み(準備)が大事です。ヘアースタイルの80%は仕込みで決まると言っても良いと思います。
ではどういう仕込みが必要かというと髪のパサツキを無くしツヤを出すことが一番大事。痛んだ毛先のパサツキをキレイに見せるためにブローをしたりカーラーでカールを付けたりクセがある人ならばストレートアイロンでクセを治しておく。
ヘアースタイルに合わない髪の生え方、毛流れがあればブローで直しておく。
そしてダメージによって足らない油分はワックスやオイルをつけてカバーしておく。これくらいしっかり仕込みをしておけば仕上がりは格段に良くなります。
髪の量を調整するのは土台です。
お客さんによって髪質、髪の量が違います。仕上がりのデザインによっては毛量が少ない方が良かったりします。でも髪の量が多いと、どう扱って良いのか迷うと思います。
そんなときは土台になる部分を多く取ってあげると上手くいきます。悪い言い方をすると使わない髪は土台にしまっちゃうってことです。逆に髪の量が少ない人は土台を小さくするなどすると良いです。この土台の調整が上手く出来るようになると、どんな髪の人でも同じように扱えるようになります。
髪飾りはいつ付ける?
最近ではヘアースタイルが髪飾りの代わりになるデザインも増えヘアーセットの時に髪飾りを付けない人も多くなりましたがヘアースタイルによっては髪飾りが無いと困るときもあります。
一般的にヘアーセットをしてから髪飾りをつけることが多いと思いますが、実はヘアーセットをする前、ヘアーセットしてる途中で飾りをつけると良いんです。
ヘアーセットする前は仕上がりのデザインにあうか確認するためのシミュレーションするために仮でつけてみます。そしてヘアーデザインを決定します。特に大きい飾りの場合は必ず確認が必要です。
途中で飾りをつける場合はベースを作ったら髪飾りをつけて仕上げるとバランスが取りやすく仕上がりが良くなります。髪飾りが大きくてヘアースタイルが小さいとバランスが良くないので確認しながら作ると良いです。
ヘアースタイルのサイズはどれくらいが良い?
着物をきると華やかになり身体が大きく見えがちなので着物の時のヘアースタイルは少し大きめが良いです。特に成人式は振袖なので大き目にしたほうが全体のバランスが良く栄えます。
そして顔を小さく見せたい人はヘアースタイルを大き目にすると小顔効果になります。ヘアーセットだけに限りませんが顔の周りにある髪の毛は絵で言ったら額縁のようなもの、額縁が大きければ絵は小さく見えます。それと同じです。
それと形を考えると縦長はクール(カッコいい)横長はキュート(かわいい)というイメージになるのも頭に入れておくと良いです。
センスは経験です(量が大事)
今まで書いたことを気をつけてヘアーセットをするようになっても何か仕上がりが気に入らないってコトもあると思います。
「センスないな~」なんて思うかもしれませんがセンスは経験の量です。つまりたくさんヘアーセットをしないとセンス良い仕上がりにできません。やればやるだけ上手になって仕上がりもセンスよくカッコいいスタイルになると思います。だから失敗してもめげることなく数をこなすと良いです。
早く上手になりたかったらモデルさんで練習すると良いですよ!
まとめ
最後にお伝えしたいのは苦手意識を持たず楽しんでヘアーセットできるようになるとセレモニー(結婚式、卒業式、成人式)など想い出に残りやすいときに、お客さんのお役に立てます。
上手になるためには練習が必要です、誰でも最初から出来るわけではないので、頑張ってほしいな~って思います。
そしてお客さんから「ありがとう」って言ってもらえるようになったら最高ですよね!
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